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場所は京都府宇治市宇治紅斉２９、宇治川畔１００年の歴史ある民宿、「亀石楼」。建物は明治中期の木造建築、装飾は純和風。平等院鳳凰堂の横に位置し宇治川に面していて景観良し。(詳細はこちら）
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これは宿の泊施設部見取り図、朋也と汐が泊まった宿と全く同じと思われます。
後で説明しますが、本当は存在する二階の女子便所が劇中では削除されています。
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CLANNAD アフターストーリー第十八話の再現
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宿に着く汐と朋也、夜更け。
ここは亀石楼の玄関です。右側には宇治川が広がっています。左側手前の建屋が湯治客の泊まる部屋。一階から三階まであります。
（写真を触ると明るさが変わります）
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部屋の中。障子から漏れる光。
三階、天ヶ瀬の間です。
（写真を触ると明るさが変わります）
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寝ている朋也、物音に起きる。
昭和６４年に改築したという亀石楼では比較的新しい部屋です。
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「どこいくんだ」
この部屋、三階で高さはありますが、亀石楼自体が高い位置に立っている上、山側に奥まっており、展望は宇治川がダイレクトに見える朝日、喜撰のほうがいいかもしれません。
（写真を触ると明るさが変わります）
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「おといれ」
入り口ノブはくの字型。他の階は旧来の丸系。扉はうち開きです。
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「あぁ気をつけて」
どの部屋にも机、ハンガー、全身鏡があります。友也の後ろに写っているのは鏡。
（写真を触ると明るさが変わります）
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また寝てしまう馬鹿親。が、一応まずいと考えたのか、付いていくことに。
TVはブラウン管。右隣は洋服箪笥、左隣には掛け軸があります。
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階段を後ろ向きに下りる汐。
三階から二階に降りる階段です。左の窓はお手洗いの帰りに出てくる蛍の小庭なので注意。
（写真を触ると明るさが変わります）
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「一人で出来た」「んー」
一階のお手洗いです。実は三階に男子用、二階に女子用のお手洗いがありますが、二階はカットの都合上削除されています！
一階の便所は扉もあり絵になるのでそうしたのでしょうね。
自販機は全く違うようですが、交換した際に一台減らしたのでしょうか。
画面奥に男子風呂、画面手前に女子風呂があります。
（写真を触ると明るさが変わります）
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「あれなに？」
すること済ませ部屋に戻る途中何かを見つける汐。
二階の小庭前です。実は汐の右側後ろには先述の女子便所があるはずなのですが、なくなっていますね。
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「そっか、お前初めてか」
蛍が飛んでいました。
二階の小庭には、草や石が置いてあります。右側の柵は手洗いの明り取りのはずですが、これは削除されていませんね。
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「わーきれぇ～」
三階は小庭沿いに曲がって左側になります。このカット奥は下に下りる階段で、玄関に続いています。
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綺麗な天の川。
青森だとこうなるのでしょうが、宇治川のほとりの明るさは並じゃないのと、木々で鬱蒼としているので此処までは行きません。
後雨どいが出っ張ってるので空は小さいす。
（写真を触ると明るさが変わります）
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朋也を無言で見つめる汐。
亀石楼の客室廊下は、赤絨毯か板です。
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「なんだ」「なんでもない」
左後ろの明かりは三階階段から見える非常灯。その下の扉は喜撰の間です。
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おかしいな、と目をそらしてみる朋也。
ストーリー都合上削った二階のお手洗い以外はほぼ同じです。
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やはり観ていた汐。
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「人の顔をじろじろみるんじゃない」
まあ、蛍はいませんでした。
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怒らないから言ってみろ、と朋也。
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「ままの事教えて」
しつこいようですが、後ろのお手洗いがありません。（ほんとにしつこいよ）
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「早苗さんに聞けよ」
「教えてくれないから」
「俺から聞けってか…！」舌打ちする朋也。
下駄箱はないので入室時スリッパはこんな感じ。
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「早苗さんに聞いてくれ。俺からは、何も教えてくれなかったから、ってな」
窓越しに三階への通路が見えます。
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去る朋也。
帰っていく方向に注目。
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部屋で再び。
この部屋は窓が川と垂直、つまり朋也は川の流れと同じ方向に寝ているはず。
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寝ている汐。
しかも窓は北向き。
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何を思うのか、じっと汐を見つめる朋也。
つまり彼らは北枕で寝ているのでは？間に渚が見える…
正確には北北西のようです。
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えー、いつもHP観てくれてありがとうございます。調査士気が落ちないのは皆様あってのものだねです。
今回は、本当に地道な努力が実を結んだ好例でした。
クラナド放送終了後も、幾つか見つかっていない聖地を求め準急鷲羽の探索は続いていました。この「汐と朋也の泊まる宿」は、旅行編ではしのの家と並び重要調査物件でした。
・WEBで「温泉」「宿」あらゆる検索語を駆使
・るるぶ、まっぷる等の旅行雑誌を調査
・温泉に詳しい人に聞いて歩く
いずれも有力な手がかりつかめませんでした。それもそのはず、場所が特定できていないので、日本全国候補からはずせなく、調べる量が膨大で膨大で。
あくまで第一候補は青森でしたが、それらしいところはないし…東北も山間の温泉なんか怪しいし。関西の有名温泉地も、AIRの城之崎温泉も…九州だってはずせない。京アニの歳時記には温泉好きな方がいっぱい…結局全日本全国の温泉、宿を片っ端から、「やることなくて暇な時に仕事と実地巡礼以外の全ての時間を当てて」調査していました。
そして七ヶ月。何十冊と調べ、検索語も尽き、半場あきらめかけていたとき、この運命の一冊と出会ったのです。
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「安くていい宿関西限定版」。
もちろん関西以外も調べましたよ。
というより、この本、普通の本屋には売ってないす、まず関西じゃないと。他の都市では相当でかい本屋じゃないと扱ってないでしょうね。
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前々から汐の宿は
「門構えはすごい立派だけれど、中のつくりは豪邸というわけではなく、斜面に作られたっぽい宿だ」
「彼らは貧乏節約家なので安いリーズナブルな宿に泊まっている」
という考えもあったので、こういう本精査しなければ、と立ち読み小一時間。（本屋さんごめんなさい）
なんとなく…似ているこのカットを見つけたのです。
角度も違うし色も違う(夜だから当然)し、見に行ってもたいてい外す毎日…
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しかし、場所をみると…宇治！
京アニから二駅！
「出張も終わったし、だめもとで入ってこよう…」
といったのりでしたが、まさに執念の勝利。
今回ばかりは自分を褒めました。GoodJob！
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一泊素泊まりなら６０００～、宿も女将もとてもいい雰囲気で、心地良くすごせました。食事もおいしいです。
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関西巡礼の際には是非此処を使いましょう。（チェックイン１６：００～２２：００、内湯～２２：００）
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風呂は内湯で、ブルーのタイル。壁には鳳凰堂の絵が。
ちなみに汐はまだ小さいので、当然朋也と一緒に男湯に入ったのでしょう。
全く…（何がだ)
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ちなみに亀石楼の由来は、目の前の宇治川河川敷に亀の形の石があるので。
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p.s.
普通は此処に泊まる人はこんなのや（国宝)
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こんなの（国宝)をまず見るものなのですが、全く後回しになりました。
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