史乃の家候補①：東北の武家屋敷説
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まず、この屋敷の出自。GAMEからなので場所は絞り込めません。
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ただしGAMEでは非常にぼやけた空想のような登場。GAMEでモデルがあったなら背景素材集、TVロケ地。京アニで新たな場所を見つけたなら地元、さくら坂のような有名地、雑誌・背景素材集等の本の可能性があります。
今回は「ロケ地」で考えてみました。既に使われていてあまり手間もかからず良い場所を選べるから作成ラッシュに追われた製作スタッフにはもってこいかと。
ならばまずはロケで使えそうな映画とくれば…「時代劇」。時代劇と考えるならば、このたたずまいは多分江戸時代の「武家屋敷」でしょう。
で、早速ロケ地、武家屋敷で似た佇まいの門と塀を探しました。そうするとなかなか良い感じの映画をみつけました。
「必死剣 鳥刺し」
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藤沢周平氏の時代小説の美しい映画化です。
しかも舞台は東北！GAMEでも岡崎史乃の実家は東北という設定なので、話もそれなりに合います。
でこの映画、まさに岡崎家にそっくりな武家屋敷が登場するのです！
その場所は…
宮城県 登米市。
しかもこの登米市、新幹線古川駅から車で一時間、明治村と呼ばれ江戸時代の情緒漂う街です。これはまちがいない？と思い思わず行ってしまいました。
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まずは東北新幹線古川駅下車。
台風一過というか、澄み渡った秋晴れでした。そう寒くも無く、旅行には最適。
古川にもなんか無いかな、と多少うろつきました。（川の字違いだから！）
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駅前から車で約一時間移動です。
そして到着、登米市観光案内所。（写真現在地）
近くに石ノ森章太郎ふるさと記念館があるので、帰りにぜひ寄ろうと決心。
しかし今は、「みやぎの明治村」「東北武家屋敷のメッカ」というべき登米市散策が第一優先です。
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早速武家屋敷どおりへ。
いや、趣あります！江戸情緒満々。
「鳥刺し」では砂砂利を敷き詰めて時代を再現したという有名な通りです。で今はコンクリート。
そして少し進むと…
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岡崎史乃…もとい「鳥刺し」のモデル「春蘭亭」の左の門塀。場所は観光案内所のすぐそばです。(写真奥)
登米市武家屋敷通り、あなどるなかれ。う～ん、似ている！ |
相似点をまとめてみました。
①白塗りの壁、木枠の入り方、門の形状、路肩の感じと大変似ている。
②映画のロケに使われているし、そもそも東北では有名な武家屋敷である
③GAMEの「東北」という設定と同じ
④古川から近い(関係ないだろ)
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門塀の反対側です。見ての通り、屋敷以外は似ていません。
察するに此処が東北の旧家ということで使用し、他の景観は京都、舞鶴あたりの坂道を使っている？のかも。
ともあれ現状此処が一番似ていると思いますので、しのさんの家ということで。他にそっくりな場所等あれば、ぜひ！皆さんの意見お待ちしています。
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この街、さすが明治村というだけあって武家屋敷の名残を残す門塀がそこかしこに一杯です！う～ん、情緒有る…でも一番似ていたのはやはり「春蘭亭」の横の門塀でした。（注：春蘭亭の正門は、写真左下です）
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ここからはちょっと観光。
門をくぐり春蘭亭へ。
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概観。映画そのままですね。
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中もいい感じです。入場無料、お茶菓子を買える仕組みです。
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外の通りに出て、自転車を借り（一日300円。安い！）武家屋敷通り沿いを散策することに。
すぐ脇にだ、だんご大家族屋が！
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江戸を思わせる漆喰の塀と工場の鉄パイプの組み合わせの妙。なんかいいですね～
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登米神社横からの町並み。東北の情緒有る町、といった風情がよく出ています。正面櫓は警察署のものです。
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その旧警察署。これまたいい感じ…
TVのCMにも使われたそうです。
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中には白バイ、パトカーが。白バイには乗ることが、パトカーは運転席に入ることができます。
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次に向かったのが旧登米小学校。此処に来たのは少々わけが。
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…智代アフターの学校と似ていると思った訳で。
でも、まあ…違いますね。
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でも此処は此処で明治村と呼ぶにふさわしい木造校舎を堪能できます。
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生徒の玄関口。後ろ右に見えるのが現在の小学校です。
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明治の授業風景が再現されていました。
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すばらしい、畳の教室！
こういう部屋で修身の授業を受けていたのでしょうか。是非私も。
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…というわけで、他にも森の舞台、登米神社、石ノ森記念館など廻ってご当地の食べ物（油麩丼）に舌鼓、夜まで満喫というとても楽しい旅でした。
石ノ森記念館も原画、生家等見れて大変よかったです。機会があれば皆さんも是非登米に行くことをお勧めしますよ！
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